福知山の洋菓子店　祝10周年

明智茶屋の植村です。

無事、10周年を迎えました！

エッセイに、けっこう深い思い出を詰め込んだので、
感謝や思い出の話をした気になっていましたが、
よく考えたら、みなさんあれ読んでないですよね。
失礼しました。

それでも、
販売当日に買いに来てくださったお客さんもいて、
とても嬉しく思っています。

ぜひ、見つけたら手に取ってみてください。
明智茶屋にしか置いていないので、
たまたま見つけることは、まずないのですが……（笑）

それにしても、
10周年って長いですね。

この10年を振り返ると、
迷いと手探りしかなかったなと思います。

理想を言えば、
緩やかな上昇と、余裕があること。

緩やかに上がっていくと、
自信もつくし、余裕も生まれます。

逆に、
えぐい下降は、けっこう毎日笑えません。
「笑ってたらバチ当たるんちゃうかな」
なんて、おかしなことを考えたりします。

あと、急な上昇。
いわゆる「バズる」ってやつですね。

これはこれで、
天狗になって
「なんか嫌なヤツ」になる可能性が高まります。

天狗にならなきゃいいのですが、
そんな立派な精神は、
自分にはないとわかりました。

だから、
「〇〇がしたい!!」
みたいな強い宣言は、
急な上昇を生みそうで少し怖い。

明智茶屋は、
ゆるやかな上昇を、淡々と続けていきたい
と思っています。

さっき「立派な精神はない」と書きましたが、
10年という時間の中で、
自分とお店のことは、かなりわかったとも思います。

どんな人が、どんなタイミングで店に来てくれるのか。
どんな仕事をしているときが、いちばん楽しいのか。

「10年もいらんだろ!!」
と、激励が飛んできそうですが、

「10年もいらんだろ!!って言うお前に、
俺のことがわかるはずがねぇだろ!!」

と、反論するしかありません。

それくらい、
店も人も、時間の中で変わると思っています。

最近、友人に
「エッセイ出したよ」と伝えると、
めちゃくちゃ笑われました。

でも、その感じが、
なんだか久しぶりで、悪くなかったです。

さて、そんな流れで、
明日も明智茶屋はオープンします。

植村の変わらないところは、
エッセイにも書きましたが、
計画性のなさです。

周年を終えた、エッセイ販売後の土日。
いつもの連携の取れたアルバイトスタッフではなく、
植村と高校生インターンでの接客になります。

不慣れな対応になるかもしれませんが、
そのあたりも含めて、
温かく見守っていただけるとありがたいです。

明日のおすすめは、

・桃の大福
・スイカ大福
・白桃のショートケーキ

です。

それでは、よい週末を！

エッセイはこちらからもご購入いただけます👇
https://akechichaya.stores.jp/items/6880b2d8ea71f36278a46f17