福知山の洋菓子店 12月とバッタ
明智茶屋の植村です。
12月中旬、いかがお過ごしでしょうか。
年末年始のスケジュール確認や、猛威をふるうインフルエンザへの予防対策など、何かと気忙しい時期ですね。
植村の場合、1年のほとんどは未来のことを考えて生きているのですが、12月だけは公私ともにイベントが多く、未来を考えるというより「精算していく」感覚で生きています。
No Future。
未来はない。今を生きる、です。
さて、最近はバッタに興味があり、バッタのことを調べています。
バッタといっても「サバクトビバッタ」。
このバッタはサハラ砂漠周辺に生息しており、日本ではあまり馴染みがありませんが、大群になって作物を食い荒らすため、世界的な食料危機の原因として問題になっているそうです。
では、なぜその問題が日本まで届いていないのか。
理由はヒマラヤ山脈。
あの巨大な山脈がストッパーになっていて、越えられないから、まだこちらには来ていません。
ただ、もし越える日が来たら一気に事態は深刻になります。
その時はケーキ屋さんをやめて、バッタ殲滅屋さんになるかもしれません。
このサバクトビバッタの一番の特徴は、「群れると変身する」ことです。
普段は「孤独相」と呼ばれる状態で、緑色をしています。
ところが、密集して1匹あたりの活動スペースがなくなると、「群生相」という状態になり、体の色が黄色と黒に変わります。
さらに、攻撃的になり、活動範囲も一気に広がるそうです。
すごくないですか?
ちなみに英語では普段はグラスホッパー。
大群になるとローカストと呼ばれ、旧約聖書(エジプト記)などでは「神の罰」として描かれ、人間への警告の象徴として恐れられてきました。
日本で見られるトノサマバッタも、実は大群になると変身するそうですが、災害級になることはないのでご安心ください。
この変身は「相変異」と呼ばれるそうです。
年末は、にぎやかで楽しい場所がたくさんあります。
だからこそ、群れの中に入ったときに、知らないうちに群生相になって攻撃的にならないよう、気をつけたいなと思いました。
さて、明智茶屋ではクリスマスケーキのご予約締切が迫ってきています。
例年は、締切後も多少はご予約を受けていたのですが、
今年は体力と営業力をきちんとコントロールし、年末まで走り切るため、予約受付はきっぱり終了します。
クリスマスケーキのご予約は12/14まで。
それでは、よい週末を。